ミスマッチしない会社の選び方

2019.04.16

同じ肉業態の中から一つの会社に応募する際、皆さんは何に注目して選んでいるでしょうか?

「給料が高い会社で働きたい。」
「休みが多くてプライベートを大切にしたい。」
「家から近くて通勤時間を短くしたい。」
「福利厚生がしっかりとした会社が良い。」
「昇給、賞与が大きい会社で働きたい。」 などなど。

選ぶポイントは人によって様々ですが、上記のような条件のみに着目した選び方が多いかと思われます。 つまり具体的な業務内容やお店の特徴を理解しないまま、条件を満たした求人に応募しているという事です。 今回は、どのように求人を選べばより良いのか、説明したいと思います。

条件を満たしているからといっても…

自分の考える条件とマッチしているから、という根拠で求人を選ぶとミスマッチが起こりやすいです。 その理由はすごくシンプルで、焼肉店等の同じ業態の仕事内容はどこの会社も変わらないと思っているからです。 しかし、条件を満たしている会社に入ったはずなのにつまらない。面白くない。という理由で離職するケースがあります。 これは実際の仕事内容と自身の本質的に求める仕事が、ミスマッチしていることでやりがいを感じないという事です。

ミスマッチが起こる場面とは?

では、どのような場面でミスマッチが起きるのでしょうか。 焼肉店では近年オープンキッチンのお店が増えています。調理だけでは無く、調理しながらお客様と接客する事を目的としたまるでお寿司屋さんのような店舗も多くなりました。 ある店舗ではオープンキッチンで対面接客をしながら、名刺を頂くことをノルマとしています。 頂いた名刺の数で接客への積極性を評価しているという事です。 また、接客しながらお客様の誕生日を把握し、誕生日前後にご来店頂いた際には、デザートをプレゼントしています。 こうした常連客への特別なサービスを欠かさない事で、さらなるリピートに繋げるという事です。
調理はもちろんの事ですが、オープンキッチンならではの、接客への工夫が多くなされている店舗に対して、ただただ、肉の捌きや調理に対して追求したいユーザーが情報不足のまま入社すると、大きなミスマッチが起きてしまう可能性があるという事です。

逆に、回転率を重視した立ち食いスタイルの焼肉店もあります。 この店舗に関しては、調理、盛り付けの速さを重視していることから、スピード感を持った丁寧な接客が求められます。 この会社に対して、上記のような一人ひとりに向き合う接客スタイルを求めるユーザーが入社した場合、またミスマッチが生じてしまいます。

接客だけでなく、調理についても同じ事が起こりえます。 牛の一頭買いを行うような高級店においては、部位ごとに分けられた肉を捌いて提供しています。 ただ切り分けるだけではなく、肉を部位ごとに繊維や筋の向きを見極め、それに対して垂直に刃を入れて、スジが残らず且つ見た目を鮮やかに仕上げます。 もはや職人レベルの技術を身につける必要があります。
「前職と同じく肉は切り分けのみが良い」
こういったユーザーにはミスマッチが起きると考えられます。

ミスマッチが起きる事で、条件は満たしているものの、 「つまらない」 「やりがいを感じない」 等 漠然と業務をこなす日々を続けてしまうことになります。これでは、転職が成功したとは言いづらいですよね。 店舗を運営する会社が置いているコンセプトは一社一社異なっており、何を軸に成長を目指しているのかを見極めて自分に合った会社に応募する事をオススメ致します。

ミスマッチを防ぐために

自身が過去にどういった理由で辞めてしまったのか、どんな所にモチベーションを感じながら仕事をしていたのか。 自己分析を通して転職を進めて行きましょう。 「もおもお」ではご応募頂いた方一人ひとりに対して、転職相談サービスを兼ねてお時間を頂きます。 そこでは、履歴書の添削の他に過去についてのヒアリングや、今後の展望について等、より多くの情報を元に更にあなたに合うお仕事をご紹介させて頂いております。 「とりあえず応募したけど、この会社って自分に合うかな...」 どんな事でも良いのであなたの不安や想いをお聞かせください。 転職コーディネーターが転職成功に向けて解決致します。