書類選考から面接まで、選考の全てに使われる履歴書、職務経歴書たった2枚の紙ですが、この2枚で大きく印象が変わります。 「書き方は分かるけど、特に意識したことは無い。」 中にはこういった方もいる事でしょう。しかし、記入方法が適切で無いことを理由に書類選考を落とされては元も子もありません。 この事から、本記事では履歴書、職務経歴書について、押さえて置きたいポイントを紹介させて頂きます。
最低限押さえて置きたいポイント!
◆正しい日本語を使用する。
⇒辞書やネットを利用しながら確認しましょう。
◆「以上」を付け加える。
⇒学歴、職務欄の最後には「以上」を加える。
⇒職務経歴書の最後には「以上」を加える。
◆丁寧な字で文章が読みやすいよう改行を加える。
⇒書類を受け取った相手が読みやすい事を意識しましょう。
◆日付は提出日、もしくは面接日に設定。
⇒使い回しの書類だと思われると印象ダウン。
◆ペンは最後まで同じ物を使用する。
⇒最初から最後まで同じ物を使用してください。
◆写真は証明写真を利用してください。
⇒プリクラや携帯でコピーしたものはNG
◆修正液は利用しない。
⇒間違った時は新しい紙に書き直しましょう。
ここからは実際に会社様にお伺いしたこの情報があると判断しやすい、印象が良い、書類選考通過に繋がりやすいものをご紹介致します。
押さえておくと更にポイントアップ!!
◆職務経歴書は詳しく内容を記載しましょう。
20○○年○○月~現在 株式会社○○ 焼肉「○○」大阪梅田店
【従業員数】 30名(うちアルバイトスタッフ20名)
【店舗規模】 席数60、一日来客数約550名
⇒どのような職場だったのかを詳しく記載しましょう。
【担当業務】
・店舗運営業務全般
・店舗経営管理、数値管理
・ホールでの接客業務
・スタッフの教育、育成、シフト管理
・在庫管理及び発注業務
・新メニューの立案 ⇒箇条書きで簡潔に記載しましょう。
【実績】
・2013年度売り上げ:××万円(目標達成率101%/対前年比110%)
・2014年度売り上げ:××万円(目標達成率99%/対前年比102%)
・2015年度売り上げ:××万円(目標達成率103%/対前年比105%)
⇒数値を加える事で、これまでの就業意欲が伝わります。
【経歴】
・2013年度 店長就任
・2014年度 店舗満足度調査アンケート、高評価が昨年度対比 120% を超える
⇒店舗運営への積極性が伝わるようにするとベターです。
◆履歴書の自己PRは志望動機と未来について記載しましょう。職務経歴書にこれまでの実績や経験は記入していることから、自己PR欄には、志望動機と何を目指すのかについて記載しましょう。 その会社の何に惹かれたのか、出来る限り詳しく書くこと
⇒企業研究がなされている事で、入社意欲が伺えます。
上記のように職務経歴書には、情報だけでなく数字で記載することで、前職でのあなたの仕事の取り組み方が伝わります。 特に店長職、マネージャー職を目指す方にとって、最も追求しなければならない尺度だと考えられます。 この事から、可能な限り記入するように心がけましょう。 職務経歴書は決まった形式にまとめる事ではなく、あなたの実績や努力が最大限に伝わる内容であることが重要です。
最後に
採用担当者が応募書類を見る時間はおよそ2分と言われています。 たったこれだけの短い時間の中で書類の合否が決まってしまいます。 初対面の人間に対して与える第一印象と同じく、履歴書にも徹底した配慮を加える必要があります。 人が髪型や服装や匂いにこだわるように履歴書にもこだわりを加えましょう。 本記事ではいくつかご紹介させて頂きましたが、あくまでもほんの一例であることをご理解ください。 人事担当者の立場になって、読みにくい内容になっていないか、伝えたいポイントが分かるかどうか、客観的に確認してみましょう。